翔鴎号(かもめとぶごう)について

翔鴎号 製造時 記録

「翔鴎号(かもめとぶごう)」は株式会社リクルートの創業者である江副氏のオーダーにより、ヨットの名門とされる岡崎造船で製造されました。初めての進水(製造した船体を初めて水に浮かせる作業)したのは、今から30年以上も前の1986年でした。翔鴎号は長さ60フィート(18メートル)定員35名という、日本最大級のヨットです。ヨットの見た目の特徴として、デッキ全てがチーク(木材の種類)で出来ており、内装は匠が仕上げた工芸品のように手が込んでいます。その見た目はまさに、高級家具か高級調度品のようだと評されています。
翔鴎号(かもめとぶごう)製造時の様子

 

ヨットの種類

翔鴎(かもめとぶ)号 修繕後 高級感ヨットの種類は大きく分けて2つあります。一つ目が「ディンギー」と呼ばれる物。ディンギーはキャビン(船室)のない小型のヨットで、1人または2人で操るのが一般的です。このタイプのヨットは、艇体の横流れに対して自在に出し入れのできるセンターボードで調節し、ヒール(艇体の傾き)は乗った人の体重移動でコントロールするなど、乗り手の走らせ方に敏感に反応するので、入門用としても適しています。もう一つが「クルーザー」と呼ばれる物です。クルーザーにはキャビン(船室)があり、人が寝泊まりできる設備がついています。翔鴎号(かもめとぶごう)は「クルーザー」と呼ばれるヨットの一種となります。

 

新しくなった翔鴎号(かもめとぶごう)

翔鴎号 大規模修繕 快適性製造から30年以上が経ち、様々な箇所に劣化が出始めました。お金を出せば、新しくデザイン性にも優れた船を買うことが出来ますが、時代と共に様々な歴史を歩んできた船はお金では買えません。そこで、2018年に修繕を行うことが決定し、数少ないヨット造船所である、岡崎造船で修繕が行われました。しかし、翔鴎号(かもめとぶごう)はクラシックヨットと呼ばれるほど古いヨットなので、通常の部分修繕ではカバーしきれない箇所がほとんど。結果的には、ヨットの命とも言える帆から、デッキ、エンジン、室内スペースまで、さらには、船内に張り巡らされた電気系統まで、ほぼ全てといっても過言ではないほどの大規模修繕が行われました。常時3人〜4人、多いときはそれ以上のヨット整備士により修繕が行われ、8ヶ月強の月日の末、修繕が完了しました。修繕後の翔鴎号(かもめとぶごう)の外観・内装写真

 

快適性が増した部分

翔鴎号(かもめとぶごう) アクティビティ以前は一日セーリングがメインでしたが、今回の大規模修繕によって長期的なセーリングや、夜の航海もすることが可能になりました。海に沈む夕日を堪能した後は、ヨットのかき分ける波頭に、夜光虫がきらきらと光る幻想的なムードに浸りながら、満天の星空を眺めるのも貴重な体験ではないでしょうか?外洋出港の許可も取れるめどが立ったため、世界中どこでも行けるようになります。今後は八丈島、三宅島、さらに東南アジア等の長期航行も計画中。

 

【快適性が増した部分一覧】
・最新エンジンにより馬力が向上!
・スタッフ室とオーナー室を分離!
・セール類のロープワークを電動化!
・海水を淡水化する装置を設置!
・エアコン、テレビ、冷蔵庫等の電気機器を一新!
・キッチン周りの調理器具を一新!

 

翔鴎号(かもめとぶごう)の歴史

1986年3月:小豆島・岡崎造船にて進水
1986年12月:グァムレース出場。2着フィニッシュ
1986年〜1995年:企業福利厚生施設として通算約5万マイルを帆走 主なコース:下田〜福岡・下田〜油壺など
1995年:海洋計画設立 実践ヨット塾開始
1996年:林賢之輔氏のデザイン艇が集うケンノスケカップにほぼ毎年参加。(2001年初優勝)
2000年:NHK番組取材にて小笠原・北硫黄島(無人島)40日間航海を達成
2002年:小笠原航海往復にて台風に遭遇するも、無事故で無事ホームポート下田へ帰港。
2014年:タモリカップ出場
2015年:タモリカップ出場
2016年:タモリカップ出場
2017年:タモリカップ出場
2018年:タモリカップ出場

設備・仕様

翔鴎号(かもめとぶごう) 真上から見た画像■ 設備
メインサロン
ギャレー(キッチン)
ナビゲーションルーム
トイレ(2つ)
シャワー(2つ)
バース(11人分の寝棚)

 

■ 設備仕様
全長:18.5m
総トン数:19.6t
定員:35名
設計:林 賢之輔
建造:岡崎造船
救命設備:救命胴衣定員分、膨張式救命いかだ40人収容、SOS発信機
通信設備:VHF無線機
厨房設備:大型冷凍冷蔵庫、電子レンジ、ガスレンジ
空調設備:エアコン完備 その他 −法定備品完備


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