もちろん、三崎と言えば「鮪(マグロ)」が有名だ。
従って、鮪料理の話は、他のレビューを参考にして頂きたい。
ここでは、鮪にかくれた三崎の楽しみ方を紹介したい。
まず、三崎というのは、日本で13港しかない「特定第3種漁港」ということ。それなりに漁獲高が高い、ということは、魚が豊富だということだ。
もちろん遠洋漁業で繁栄を遂げた街ではあるが、毎朝水揚げされる「旬」な「魚」が市場で街に供給される。が、その多くは、東京、横浜などの高級料理店に供給されるのであるが、一部の魚屋から地元のすし屋や料理店に供給される。
簡単な話、旬な魚のおいしい食べ方は「鮮度」に拘ることである。
実は、三崎でおいしい「旬」な「魚」は、一年中豊富にあり、その「旬」が一年中味わえるのが三崎なのである。
春は、鰹、鯛(桜鯛、黒鯛など)やハマチ、特にアワビやサザエが解禁を迎える。最近では、廉価な輸入物が多くなっている中、三崎、城ケ島では地物が豊富に水揚げされる。また、この時期には小ぶりな「するめイカ」の「麦イカ」が地元では人気である。
初夏にかけて、アジやイワシ、地ダコ、そして外せないのがメトイカ(まるイカ)が美味いし、夏には成長した地ダコや、「するめイカ」の成長した「夏イカ」も美味い。そして、この時期はメジマグロ(本マグロの子供)が近海で獲れ、運が良ければ食することが出来る。
秋には、いよいよ味覚の王様、伊勢海老が解禁され、カワハギの肝も太りだす。また、あまり知られていないが三崎の紫ウニなども食べごろ。ブリ、ハマチ、サバなども脂がのりだして、美味。
そして、冬。
三崎のサバは、「寒サバが美味い」といわれるほど、冬には脂がのっていて最高に美味い。
同時に、冬のアジも脂がのっていて最高に美味い。
つまり、この三崎の街は、美味いものの宝庫なのだ。
さらに、三浦半島の75%以上が農業と漁業の土地であり、三毛作でおなじみの通り、野菜も一年中、旬な野菜が食べられる。
食には、食文化が必要。
「三崎港 蔵」
食器のほとんどが、日本人で初めて大英博物館で個展が開かれた澤田痴陶人のデザインが盛り込まれた伊万里焼。
そして、毎日水揚げされる旬な魚と旬な食材を活かした料理を提供している。
城ケ島には「水産技術センター」というのがあり、この中に「神奈川県栽培漁業協会」というのがある。意外に知られていないのが、ここで稚魚や稚貝を生産して放流している。
つまり、城ケ島、三崎地区は魚の宝庫。
最近では、本格的な生簀釣堀が2ヶ所できてたりする。
みうら海王(海上生簀釣堀)http://www.miura-kaiou.com/
Jsフィッシング(城ヶ島)http://js-fishing.com/
磯釣り、船釣り、釣堀で楽しめ、おまけに釣果がなければ、城ヶ島漁業協同組合の直売所や三崎の下町の魚屋で買えばいい。
神奈川県三浦市三崎で、おとな流・沖釣り!
海上釣堀「みうら海王」で遊んだ後は、メガヨット「翔鴎(カモメトブ)」をお出迎え!
この夏、三浦三崎には遊び処が満載です!
(沖釣り・海上釣り堀「みうら海王」)
三崎口からバンデン・プラで城ヶ島へ。
今回は海上イケス釣り堀「J’sフィッシング」にて楽しみながら食材調達。
酒宿「山田屋」では、釣った魚を「三崎港 蔵」で調理してもらった料理と、三崎港ラーメンの鍋を持ち込み、オリジナルの日本酒「遊鯉」にて乾杯!
(海上イケス釣り堀「J’sフィッシング」 山田屋 三崎港ラーメンの鍋)
山田酒店で前泊して情報収集する。
ポイントを決めたら仕掛けとえさを用意する。
山田酒屋で酒でも飲みながら仲間と談議。
翌朝、決めたポイントへ、いざ。
午後の早い段階で見切りをつけ、駄目なときは諦める。
選択肢1、城ヶ島漁協直売所で活け魚を買って「三崎港 蔵」に持ち込む
※旬の魚や貝類など、島の漁師たちが水揚げしたばかりの活魚をご購入いただけます!是非ご活用ください!季節により入荷しているものは変わります。
魚の稚魚を育て放流もする神奈川県水産技術センターにてタイの餌やりを体験。
次に島を周遊してこの地域ならではの景色を堪能。
城ヶ島漁協直販所で新鮮な魚を仕入れ、遊ヶ崎リゾートに持ち込み、「My魚プラン2,500円~/1人」にて調理を依頼。
これから販売になる痴陶人工房に依頼したオリジナルの酒器もご紹介。
(水産技術センター・城ヶ島漁協直販所)
選択肢2、三崎の下町の魚屋で魚を買って「三崎港 蔵」に持ち込む
そして山田酒屋で風呂に入る。
さっぱりした所で、「三崎港 蔵」で仲間と宴会、あるいは山田酒屋2階に出前して仲間と楽しむ。
酒は酒屋なので、売るほどある。
カラオケもできるキャビンなる店も目前にある。
そして翌朝帰る、というのが良い感じ。
昭和の漁師街を楽しむ
三崎は、鎌倉時代から源頼朝と三浦氏との関係から、水軍、水産が盛んだった。
従って、三浦半島には、様々な歴史があり、これらを紐解いて歴史を楽しんでも良い。
海南神社境内の右横にある鳥居を潜って階段を上り、右手に進むとカラフルな地蔵尊、光念寺、本瑞寺とまわると下町や城ヶ島がよく見える。
本瑞寺の階段を下ると、そこには「三浦映画舎」がある。
※ みうら観光ボランティアガイドのページを参考にしてください。
http://www.miurashoren.com/33.php
実は、三浦半島での映画やドラマの撮影は多く、その多くは、昭和の風情の街。
あるいは、海。
三崎下町商店街には、いまだ昭和の時代を思い立たせる街並みが存在している。
友達同士で、三浦・三崎の歴史を調べる。
山田酒店に前泊して、酒でも飲みながらプランを練る。
下町の夜を楽しんでもよし。
翌日、日曜日なら早くから朝市を堪能し、朝食。
三崎&城ヶ島、あるいは三浦の畑道を散策ウォーキング。
下町でのランチメニューも充実している。
そして夜は、やっぱり「三崎港 蔵」でのちょっと贅沢メニューで三崎の旬を堪能。
思いっきり、飲んだくれましょう!
サイクリングコースとしても人気のある三浦・三崎・城ヶ島。
レンタル自転車もあるので気軽にサイクリングを楽しめます。
(山田屋にご宿泊のお客様は、ご自身で持ち込んだ自転車を門内に駐めることが出来る)
サイクリングコースはこちらのサイトでも調べることができます。
「ルートラボ」は、サイクリングや道案内などのルートを簡単に描いて公開できるサービス。
ルートラボのサイトにて「ルートを見る」から三崎、城ヶ島、三崎半島などのキーワードで検索してください。
他の方が作成したコースを見ることができます。
もちろんご自身でも作成できます。
※地図を見る際は自転車をとめてご覧ください。走行中の地図確認は危険です。
海沿いのサイクリングの気持ちよさを是非味わって下さい。
運動をしてお腹が空いたら美味しい料理も待っています!
サイクリングが終わったあとの一杯は格別ですよ!
その他のお勧めは「三浦市・三崎・城ヶ島観光WEB」まで